縁組
こんばんは、midoricoです。
今日は、豊川稲荷さまと深川の稲荷さまのおちびさんの縁組のための橋渡しをさせていただきました。
以前から、「おちびさんを欲しい」と豊川さまから乞われていたのですが、私としてはまだ早いのではないかと渋っておりました。
豊川稲荷さまは、笠間さま、伏見さまと並んで、関東でも有名なお稲荷様です。
これはわが家のおちびさんの依代です。
たくさんありますが、右端の九尾のキツネさんがいつも使っている依代ですね。
ご縁があって仲立ちをさせていただきましたが、深川からお預かりしてまだ2年もたっていないかと思います。
なので、今年の初めに『その小さいの、くれまいか？』と言われたときは本当に悩みました。
お行儀もよく、聞き分けもいいおちびさんですが、人間で言えばまだ小学生かそこらのチビさんです。それに、私だけの意見では決められないものでもあります。
ここで名前を呼んでいただいたのが始まりでした。
あのころお預かりしたおちびさんは手のひらにすっぽり収まるほどの小さな仔でした。
その後、私があちらこちらと連れ歩くうちに顔つなぎができ、この頃ではひとりでもいろいろ出かけるようにもなっていましたね。
そんなおちびさんも今年のお正月には親御さまの元で、きちんと座ってお仕事を手伝えるまでになっておりました。
ある時、豊川さまに連れて行った時に、稲荷堂へとあげていただいて、きちんとご挨拶もできたおちびさん。
この時の豊川さまはひどく疲れた様子でしたが、おちびさんがお気に召したらしく、優しいお顔をしていられました。
私は、お正月ころから『ほしい』とおっしゃっていたのが理由で、ずーっと豊川さまに伺うのを避けるようにしていたのですが、つい先日、豊川さまがとてもつらいイメージを送ってこられました。
身体は黒くがりがりに痩せ、手も筋張って見えます。胸元も骨が浮き上がって見えており、豊川さまが相当お悪いのではと感じました。私がそのことを人間である私の子供に話すと、「あー。。。選挙か」とつぶやきました。
そのイメージを受けたとき、私の気持ちも決まりました。
そして今日、お引き渡しをしてまいりました。
有難いことに、私の職場は豊川さまからほど近い場所にあります。私に会いたいと思えば、いつでも会うことができる距離なのです。
時々は様子を見に行こうかと思っていますが、甘いですかね？
